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糖尿病性網膜症の治療

糖尿病と言う病気の状態は、単純に言うと血管が傷んでしまっていることです。脳血管が傷めば、脳梗塞、心臓の血管が傷めば心筋梗塞、腎臓の血管が傷めば、透析が必要なることもあります。眼の網膜の血管が傷む病気が糖尿病性網膜症です。眼の血管だけが傷むという事はないので、まず全身の血管が傷まないように血糖のコントロールをすることが最も基本の治療です。

眼の治療は大きく二つに分かれます。

①出血予防

血管が傷むと、新しい血管を作ろうとする働きが生じますが、決して良い事ではなく、新しい血管は未熟な血管のため容易に出血を起こします。眼の中で大きな出血をしてしまうと、全く見えなくなり、手術が必要になります。そうならないように予防的にレーザー治療をする場合があります。ただレーザー治療は見え方が悪くなります。大出血起こすよりはましだという考え方の治療です。

一般的には出血起こしそうな場合に行う治療で、出血起こさない方には、見え方の悪くなる治療は行わない場合が多いです。レーザーのタイミングを逃さないためにも定期的な受診が必要となります

レーザー治療

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②視力改善治療

視力は網膜の黄斑という部分の機能で決まります。黄斑部がむくんでしまう(黄斑浮腫)と視力低下が生じます。黄斑浮腫の治療は、レーザー治療、ステロイド治療、抗VEGF薬療法(眼内注射)、手術治療などがあります。血糖の改善などで自然に改善する場合もありますが、現在では、抗VEGF薬眼内注射による治療方法が最も多く行われている治療です。この治療方法は、当院で行うことが可能です。

 

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