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緑内障

私は、富山大学で、緑内障を専門に診療を行っていました。緑内障に関しては、さらに磨きをかけて、診療、治療をより皆様の身近な立山でも行っていきたいと思います。

緑内障の自覚症状

緑内障は実は、ありふれた疾患です。40歳以上の20人に一人(5%)が緑内障と言われております。加齢に伴い増加傾向にあり、高齢化に伴い増加していると考えられる病気です。

緑内障は、89%で自覚症状がないと言われています。緑内障の患者様がどのように見えるかシュミレーションした写真を見てみます。

1枚目の写真は正常者の写真です。子供がボールを追いかけて飛び出してくる様子が分かります。

2枚目の写真は緑内障の患者の見え方です。遠くも見えています。ボールも見えますが、追いかけてくる子供は、分かりにくい状態です。

3枚目は、左下の視野検査の結果から、大分進行した緑内障患者の見え方です。子供は見えないのですが、ボールも遠くも見えています。

緑内障は子の写真のシュミレーションのように、非常に気がつきにくい疾患です。自分は何でもないと思っている間に神経が障害されてしまう場合も少なくありません。また緑内障による神経障害はの恐ろしいところは、障害された神経は元に戻せないと言う点です。つまり良くすることは出来ない疾患です。障害された神経をよくすることが出来ないのであれば、障害させないように、早期に発見して、早期から悪くならないように治療することがとても重要な疾患であると考えられます。早期発見には、眼の検査をすることが大切です。

緑内障の診断

緑内障とは神経の障害が早い疾患と言うことが言えます。しかし診断は難しい場合もあるため、眼圧検査、眼底検査、視野検査に加え、OCTと言う機械を用いて総合的に判断します。神経は加齢でも少しは傷んでいくものと考えられております。そこで同じ年の正常人データベースと比べ、明らかに神経が傷んでいる場合は、緑内障の可能性が高いと判断します。当クリニックでは、OCTで神経の厚みや陥凹拡大を正常人と比較するだけでなく、OCTアンギオと言う機械を用いて、血流も測定して、緑内障の診断材料に用いております。血流はを測定することで、従来のOCTでは診断が困難であった症例にも対応出来る場合もあります。

OCTアンギオ

緑内障の治療

神経が悪くなりにくくすることが緑内障の治療と言うことになります。神経の悪くなる速度を遅くする方法は現時点では眼圧を下げる治療のみとなります。

治療方針は、現在の神経の傷み具合、眼圧、年齢、緑内障のタイプなどによって異なります。その患者様に最も適した治療を提供出来るよう心がけております。当院では点眼治療、レーザー治療、低侵襲緑内障手術、線維柱帯切除術、緑内障インプラント手術など、様々な治療に対応出来る環境づくりをしております。

緑内障レーザー

緑内障グリーンライトアップ運動

緑内障は自覚症状が乏しいため、検診で発見することが重要です。検診を啓蒙する活動として、当院でもグリーンライトアップ運動を行っております。

世界緑内障週間の期間に、立山町役場をライトアップしております。

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