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白内障とは

元々眼の中には水晶体と呼ばれる透明なレンズが入っており、太くなったり細くなったりすることで、ピントを合わせる能力があります。若いころは透明で弾力のある水晶体が、加齢に伴い硬くなり、濁ってくる疾患です。個人差はありますが、加齢により何年と言う月日をかけてゆっくりと濁っていくため、病気と言うよりは、年齢的な変化と言えるかもしれません。

①弾力の低下

眼の中の筋肉をいくら動かしても、水晶体は弾力が低下すると、太くなったり細くなったりできなくなるため、ピントが合わなくなってきます。これにより眼精疲労を来す方も少なくありません。眼鏡である程度は矯正することが出来ますが、水晶体の混濁まで引き起こすと、眼鏡をかけても視力が出にくくなってきます。

②水晶体の混濁

水晶体の混濁は軽度でしたら、そこそこ見えますが、混濁が強くなるにつれて眼鏡をかけても視力が出なくなります。眼の中にすりガラスが入っている状態で、すりガラス越しに物を見ているような状態になります。

白内障による水晶体の混濁

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下記のような症状があれば白内障かもしれません

・まぶしさに感じる

・二重、三重に見える

・眼鏡が合わない

・テレビの字幕が見えにくくなってきた

・運転免許が通らない

初期は水晶体がまだらに混濁している状態で、まぶしい、二重、三重に見えると訴える方が多いです。更に進行し、水晶体の混濁が強くなってくると実際に視力が低下してきます。点眼薬などで濁った水晶体が透明に戻っていくことはないため、ある程度進行した場合は手術が必要になります。

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